活用事例

ワイヤレスジャパン2026 出展レポート|MONNITの920MHz帯ワイヤレスセンサーで多かった設備監視の相談内容

更新日:2026/06/11 公開日:2026/05/13

株式会社ワイドテックは、2026年5月27日(水)〜29日(金)に東京ビッグサイトで開催された「ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2026」に出展し、920MHz帯ワイヤレスセンサー「MONNIT ALTA」と管理プラットフォーム「iMonnit」を展示しました。

会場では、ビル設備管理、工場設備保全、データセンター運用などに関わる来場者の方から、「配線工事をせずに温度や漏水を把握したい」「巡回点検の負担を減らしたい」「既存の管理・モニタリング体制にセンサー情報を追加したい」といったご相談を多くいただきました。

本記事では、展示会で多かった設備監視に関する相談内容をもとに、MONNITの920MHz帯ワイヤレスセンサーがどのような現場課題の解決に役立つのかをご紹介します。

W-63 ワイドテックブース

(画像:W-63 ワイドテックブース)

ワイヤレスジャパン2026で展示したMONNITソリューション

ワイヤレスジャパン×ワイヤレス・テクノロジー・パーク 2026は、無線通信技術やIoT、センサーネットワークなどに関する製品・サービスが集まる展示会です。株式会社ワイドテックのブースでは、920MHz帯ワイヤレスセンサー「MONNIT ALTA」の実機と、センサーデータを一元管理するプラットフォーム「iMonnit」を展示しました。

8種のセンサーを展示

展示ブースでは、設備管理や環境モニタリングに活用しやすいセンサーを中心にご紹介しました。来場者の方には、実際のセンサー本体のサイズ感や設置方法、管理画面でのデータ確認、異常検知時の通知イメージなどをご覧いただきました。

温度センサー
サーバーラック・機械室・制御盤・冷蔵設備など、あらゆる環境の温度を継続的にモニタリングします。
[詳細] ALTA ワイヤレス温度センサー

湿度センサー
湿度状態を継続的に把握することで、設備環境の変化や品質リスクの兆候を早期に発見し、安定した施設運用に役立ちます。
[詳細] ALTA ワイヤレス湿度センサー

漏水センサー
配管・床下・床上の漏水・浸水を早期に検知し、水害トラブルの拡大を防ぎます。
[詳細] ALTA ワイヤレス漏水センサー

照度センサー
照明の点灯・消灯状態や明るさの変化を検知し、設備管理・省エネ管理に活用できます。
[詳細] ALTA ワイヤレス照度センサー

電圧センサー
電源ラインの電圧変動を監視し、設備への供給異常を検知します。
[詳細] ALTA ワイヤレス電圧センサー

電流センサー
設備の稼働状態・消費電流を遠隔で監視し、異常停止や過負荷を検知します。
[詳細] ALTA ワイヤレスAC電流計

開閉センサー
扉・窓・バルブ・ゲートの開閉状態を検知し、不正操作や異常を把握します。
[詳細] ALTA ワイヤレス開閉センサー

振動センサー
設備・機器への異常振動を検知し、故障の前兆を早期に捉えます。
[詳細] ALTA ワイヤレス振動センサー


配線工事不要で導入できる点に注目が集まりました

特に関心を集めたのは、「配線工事をせずに、必要な場所へ後付けでセンサーを設置できること」と、「複数種類のセンサーを1つの管理画面でまとめて確認できること」です。既存設備を止めずに導入しやすい点や、温度・漏水・振動など複数の状態をまとめて把握できる点について、多くのご質問をいただきました。

展示センサーと管理画面のデモ

会場で多かった設備監視の相談内容

今回の展示では、設備の状態を「必要な場所にセンサーを後付けして把握したい」というご相談が多く寄せられました。特に多かったのは、既存の建物や設備に大きな改修を加えず、温度・漏水・振動・電流などの状態を把握したいというニーズです。

すでに稼働している工場、ビル、データセンターでは、新たに配線を引くことが難しい場所や、設備停止を避けたい場所が少なくありません。

そのため、電池駆動・無線通信で設置できるMONNITのセンサーに関心が集まりました。

配線工事をせずにセンサーを後付けしたい

設備管理の現場では、「確認したい場所」はあっても、配線ルートの確保や工事費用、設備停止の調整が課題になるケースがあります。具体的には以下のような声が寄せられました。

  • 機械室や電気室の温度を常時把握したい
  • サーバールームやラック周辺の温度・湿度を確認したい
  • 床下や配管まわりの漏水を早期に検知したい
  • 制御盤や設備まわりにセンサーを追加したい
  • 既存設備を止めずに、後付けで状態把握を始めたい

MONNITのワイヤレスセンサーは、電池駆動・無線通信で設置できる点が特長のため、配線工事が難しい場所でも状態把握を始めやすく、まず一部の設備からスモールスタートしやすくなります。

巡回点検の負担を減らしたい

もう一つ多かったのが、巡回点検の負担を減らしたいというご相談です。

  • 点検対象の設備が多く、すべてを人手で確認するのが難しい
  • 夜間や休日の異常に気づきにくい
  • 点検結果が属人的になりやすい
  • 異常が発生してから発見までに時間がかかる
  • 現場に行かないと設備の状態が分からない

MONNITを活用することで、温度・漏水・振動・電流などの状態を自動で取得し、管理画面上で確認できます。

すべての点検を置き換えるのではなく、人による巡回点検を補完する仕組みとしてセンサーを活用することで、異常の早期発見や点検業務の効率化につなげることができます。

複数種類のセンサーをまとめて管理したい

温度・湿度・漏水・振動・電流・電圧・開閉状態・照度など、設備管理で確認したい対象は多岐にわたります。

MONNITでは、複数種類のワイヤレスセンサーのデータを「iMonnit」で一元管理できるため、設備全体の状態をまとめて把握しやすくなります。

既存の管理体制にセンサーを追加したい

「既存の管理システムでは把握できていない場所に、必要なセンサーだけを追加したい」というご相談もありました。

MONNITは後付けしやすいため、温度管理や漏水検知など、課題が明確な箇所から段階的に導入しやすい点が特長です。

小規模なPoCから始めたい

「まずは一部の設備で試して、効果を確認してから広げたい」という声も多くありました。

実際に会場でPoCのご要望をいただき、展示会後すぐに具体的な実施検討へ進んでいる案件もあります。MONNITは、必要な場所にセンサーを後付けしやすいため、全館・全設備への一斉導入ではなく、温度管理や漏水検知など課題が明確な箇所から、スピーディーに小規模なPoCを始めやすい点が特長です。

クラウド・オンプレミスのどちらで運用できるか確認したい

セキュリティポリシーやネットワーク環境に合わせて、クラウドだけでなくオンプレミスで利用できるかを確認したいというご相談もありました。

MONNITはクラウド・オンプレミスの両構成に対応できるため、企業ごとの運用方針に合わせて検討しやすい点が特長です。

iMonnitデモ画面-温度センサー管理画面

(画像:iMonnitデモ画面-温度センサー管理画面)


iMonnitデモ画面-複数のセンサーデータを1画面で把握

(画像:iMonnitデモ画面-複数のセンサーデータを1画面で把握)


【担当者コメント】

今回の展示会では、「配線工事をせずに設備の状態を把握したい」「まずは一部の設備で試したい」という具体的なご相談を多くいただきました。特に、温度管理や漏水検知など、現場で課題が明確になっている用途では、実機をご覧いただくことで導入後のイメージを持っていただきやすかったと感じています。MONNITは、必要な場所から小規模に始められるため、予兆保全・予防保全を見据えた管理体制づくりの第一歩として活用しやすいソリューションです。

(株式会社ワイドテック MONNIT担当)


業種別に見るMONNITの活用イメージ

MONNITのワイヤレスセンサーは、温度・漏水・振動・電流・開閉状態など、設備管理に関わるさまざまなデータを取得できます。

会場でも、業種や施設の種類によって、関心を持たれるセンサーや活用イメージに違いがありました。

業種・施設 主な課題 活用イメージ(活用しやすいセンサー)
ビル設備管理 機械室・電気室・空調設備まわりの温度上昇や漏水を早期に把握したい 巡回点検だけに頼らず、設備まわりの状態を継続的に把握。異常の早期発見や点検業務の効率化に活用できます。
(温度センサー・漏水センサー)
工場設備保全 制御盤、モーター、ポンプ、ファンなどの異常傾向を把握したい 設備の温度変化、振動、稼働状態を把握し、予兆保全・予防保全を見据えた管理に活用できます。
(温度センサー・振動センサー・電流センサー)
データセンター運用 サーバールームやラック周辺の温度・湿度、漏水を継続的に確認したい 重要設備の周辺環境を継続的にモニタリングし、空調トラブルや漏水リスクの早期把握に活用できます。
(温湿度センサー・漏水センサー)
倉庫・保管施設 保管環境や扉の開閉状態、照明の点灯状況を遠隔で確認したい 現場に行かなくても、保管環境や設備状態を確認しやすくなります。温度管理が必要な保管物の管理にも活用できます。
(温度センサー・開閉センサー・照度センサー)
商業施設・公共施設 設備室、バックヤード、屋内外設備の状態を効率的に把握したい 多数の設備を人手だけで確認する負担を軽減し、異常の早期発見や施設管理の効率化に役立ちます。
(温度センサー・漏水センサー・開閉センサー)

MONNITは、必要な場所にセンサーを後付けしやすいため、最初から大規模に導入するだけでなく、課題が明確な場所から小規模に始めることもできます。

温度管理、漏水検知、設備の稼働状態把握など、まずは優先度の高い用途から導入し、効果を確認しながら対象範囲を広げていくことが可能です。

920MHz帯センサーが選ばれる理由

設備管理の現場でワイヤレスセンサーを導入する際には、電波の届きやすさ、既存環境への影響の少なさ、後から拡張しやすいことが重要です。

  • 建物内でも電波が届きやすい
    920MHz帯は、壁や床などの障害物の影響を受けにくいため、機械室・電気室・制御盤まわりなどにもセンサーを設置しやすい通信方式です。
    以下の図は、展示会当日にMONNIT ALTAセンサーの実機で計測した結果です。会場内のブース周辺でもセンサーデータを取得でき、実機を用いて通信状況や管理画面での表示を確認できました。
    ※図内の数字は受信感度[%]です。概ね30%以上が通信に問題ないレベルです。 展示会当日にMONNIT ALTAセンサーの実機で計測した結果

  • Wi-Fi環境に依存しない MONNITはセンサーとゲートウェイ間を920MHz帯で通信するため、Wi-Fi環境がない場所でも状態把握を始めやすくなります。
  • 配線工事を抑えて導入しやすい 電池駆動・無線通信で利用できるため、配線工事が難しい場所にも後付けしやすく、既存設備を止めずに導入を検討できます。
  • センサーを段階的に増やしやすい 必要な場所からセンサーを追加できるため、小規模なPoCから始めて、効果を確認しながら対象範囲を広げやすい点が特長です。
  • 構内完結のセンサーネットワークを構築しやすい 通信キャリアの回線に依存せず、工場・ビル・データセンターなどの構内でセンサーネットワークを構築しやすい点もメリットです。

LPWA・特小無線との違い

産業用IoTの通信には、キャリア回線を使う屋外向けの「LPWA」や、従来型の「特小無線(400MHz帯など)」がありますが、MONNITが採用する「920MHz帯(独自プロトコル)」は、双方の良いとこ取りをした特性を持っています。 免許不要・通信料無料で導入でき、1つのゲートウェイで最大約100台のセンサーを接続可能です。各方式の特性は以下の通りです。

  • LPWA・・・広域カバーを得意とする通信方式。方式やサービスによっては通信キャリアや専用ネットワークの利用が必要になる場合があり、低容量データの屋外・広域監視に向いています。
  • 特小無線(特定小電力無線)・・・免許不要で扱いやすい通信方式。用途や規格によって通信距離・接続台数・通信頻度に制約があるため、小規模用途で使われることがあります。
  • 920MHz帯(MONNITが採用)・・・免許不要でありながら、1つのゲートウェイで最大約100台のセンサーを接続でき、必要に応じてゲートウェイを追加することでネットワークを拡張できます。

産業施設・ビル・データセンターの屋内設備監視には、通信キャリア不要・免許不要・高拡張性の920MHz帯が最も適した選択肢の一つです。

個別相談・PoCについて

展示会にご来場いただけなかった方にも、展示会でご紹介した内容と同様に、実機を用いたオンライン説明や個別相談を実施しています。

こんなご相談に対応できます

  • 機械室・電気室の温度を把握したい
  • 配管まわりや床下の漏水を検知したい
  • 巡回点検の負担を減らしたい
  • 既存の管理体制にセンサーを追加したい
  • まずは一部の設備でPoCを実施したい
  • クラウド・オンプレミスのどちらが適しているか確認したい

実機を用いたオンライン説明が可能です

展示会でご紹介したセンサーや管理画面を用いて、オンラインでもMONNITの特長や活用イメージをご説明できます。

必要な場所から小規模に始められます

MONNITは、電池駆動・無線通信で設置できるワイヤレスセンサーのため、まずは温度管理や漏水検知など、課題が明確な箇所から小規模に導入を検討できます。

PoCの進め方もご相談いただけます

センサーの設置場所、電波の届き方、取得データの見え方、通知の運用方法など、実際の現場環境に合わせたPoCの進め方をご提案します。

MONNITの920MHz帯ワイヤレスセンサーは、必要な場所から始めやすく、効果を確認しながら段階的に拡張しやすいソリューションです。展示会でご紹介した実機や管理画面をもとに、設備監視、漏水検知、温度管理、予兆保全・予防保全を見据えた管理体制づくりについてご案内します。

MONNITの導入相談・資料請求はこちら

MONNITは、温度管理、漏水検知、設備の状態把握など、課題が明確な場所から小規模に始めやすいワイヤレスセンサーです。

展示会でご紹介した実機や管理画面を用いたオンライン説明も可能です。展示会にご来場いただけなかった方も、用途や設置環境に合わせて、センサー構成やPoCの進め方をご相談いただけます。

設備監視の省力化、異常の早期発見、予兆保全・予防保全を見据えた管理体制づくりをご検討の方は、まずはお気軽にお問い合わせください。



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