活用事例

データセンター施工における温度・漏水管理の高度化|遠隔モニタリング活用例

データセンターの新規施工時や、増設、レイアウト変更等では、各種センサーを用いた管理が求められます。空調による周辺温度の管理や機器発熱による部分的な温度上昇への対応、配管・床下まわりでの漏水・結露による設備停止や障害リスクへの備えは、安定稼働を維持するうえで欠かせない要素です。

こうしたリスクに対しては、異常が起きてから対応するのではなく、施工段階から温度や漏水の状態を継続的に把握できる仕組みを考えることが重要です。あらかじめ遠隔で状態を把握しやすい環境を整えておくことで、運用面の安心感を高めやすくなります。

本記事では、データセンター施工において施工会社が抱えやすい課題を整理しながら、引き渡し後の提案価値を高める遠隔モニタリング活用例を紹介します。

データセンター施工における温度・漏水管理の高度化|遠隔モニタリング活用例
データセンター施工における温度・漏水管理の高度化|遠隔モニタリング活用例

背景|施工会社が抱えやすい課題

データセンター施工では、引き渡し後の環境管理に加え、増設・増床・レイアウト変更時にも適切な対応が求められます。たとえば、次のような課題が発生しやすくなります。

  • 引き渡し後の温度上昇・結露・漏水への対応
  • 施工後の経時的な環境管理夜間や休日における異常の検知と初動対応
  • 巡回点検によらない以上の予兆把握と対応
  • 問題の早期把握と事前対応

問題個所の特定と原因の切り分け
このように、施工会社にとっては、工事を完了させることに加えて、引き渡し後の状態変化にどう向き合うかも重要なテーマになっています。中でもまず課題になりやすいのが、温度上昇や漏水が発生した際のトラブル対応です。

課題①|施工後に発生する温度・漏水トラブルへの対応

データセンターでは、温度上昇や漏水が発生した際、原因の特定や状況確認、関係各所への説明対応が必要になるケースがあります。対応の範囲や責任の所在は、各社の契約形態や運用体制によって異なりますが、いずれの場合も迅速な状況把握と初動対応が求められます。

契約形態や運用体制によっては、原因の所在にかかわらず、施工会社が状況確認や説明対応の窓口になるケースもあります。

  • ラック周辺の温度上昇や空調まわりの異常について、引き渡し後に確認依頼が入るケースがある
  • 原因が施工以外でも、施工会社が初動対応の窓口になるケースがある
  • 原因の切り分けや状況説明、報告対応まで求められるケースがある
  • 結果として、施工後の対応負担が大きくなるケースがある

特にデータセンターでは、温度上昇や漏水が設備停止や障害につながるおそれがあるため、初動の遅れや状況説明の難しさが、そのまま施主側の不安や信頼性の評価に影響する可能性もあります。施工後のトラブル対応は、契約範囲や体制によって異なるものの、対応の質が施工会社の信頼性や提案力の評価につながるケースもあり、重要なテーマといえます。

さらに、その対応を難しくしやすいのが、夜間や休日を含めて設備の状態を継続的に把握しにくいことです。

課題②|夜間や休日の状態を把握しにくい

データセンターは常時稼働が前提となる一方で、温度上昇や漏水といった異常が、必ずしも日中の有人時間帯に発生するとは限りません。夜間や休日、無人時間帯に起きた変化は、その場で把握しにくく、発見や初動が遅れるほど影響が大きくなりやすいのが実情です。

契約形態によっては、施工会社が異常発生時の状況説明を求められるケースもあり、客観的な情報がないまま対応に当たることで、負担が大きくなる場合もあります。

  • 夜間や休日の異常は、その場で状況を確認しにくい
  • 巡回点検だけでは、異常が起きたタイミングをつかみにくい
  • いつ、どこで、どの程度の変化があったのかを説明しにくい
  • 結果として、初動判断や施主対応が難しくなりやすい

特にデータセンターでは、温度や漏水の異常を見逃すことが、設備トラブルや障害リスクの拡大につながるおそれがあります。

状態変化を継続的に把握できないままでは、「もっと早く気づけなかったのか」「事前に兆候は分からなかったのか」といった問いに十分に答えにくくなります。このように、夜間や休日を含めて設備状態を把握しにくいことは、施工後のトラブル対応をさらに難しくする大きな要因になります。

こうした課題に対応するには、異常が起きてから確認するのではなく、平常時から状態を継続的に把握しやすい環境を整えておくことが重要です。


解決策|温度・漏水の継続的な状態把握

こうした課題に対応するには、異常が起きてから動くのではなく、温度や漏水の状態を継続的に把握しやすい環境を整えておくことが重要です。データセンターのように常時稼働が前提の環境では、夜間や休日を含めて設備の変化を把握しやすくしておくことで、初動対応や状況説明を進めやすくなります。

その手段の一つが、ワイヤレスセンサーと管理プラットフォームを組み合わせた「MONNITソリューション」です。工事不要・5分で設置できる、ワイヤレス温度センサーや漏水センサーで状態を継続的に把握し、離れた場所からも確認しやすくすることで、施工後の運用も見据えた提案につなげやすくなります。

産業用ワイヤレスセンサー & 管理プラットフォーム「MONNIT」

温度・漏水の状態を継続的に把握しやすくする

ラック周辺や空調設備まわりの温度、床下や配管周辺の漏水を継続的に把握しやすくすることで、巡回や目視だけに頼らない運用につなげやすくなります。

異常の兆候に早めに気づきやすくする

平常時の状態を把握しながら変化を確認できるため、温度上昇や漏水の兆候を早めに捉えやすくなります。

離れた場所から状況を確認しやすくする

遠隔で状態を確認できるようにしておくことで、夜間や休日を含めて、現地に行く前の判断や状況共有を進めやすくなります。

施工時に提案しやすい

設備工事とあわせて状態把握の仕組みも提案することで、施工会社としては引き渡し後の運用まで見据えた提案を行いやすくなります。

データセンター施工における温度・漏水管理の高度化をご検討中の方は、MONNITの詳細もご覧ください。
施工後の運用も見据えたセンサー活用やご提案方法については、お気軽にお問い合わせください。


活用イメージ|施工会社による提案例

こうした仕組みを施工段階から組み込むことで、施工会社は引き渡し後の運用まで見据えた提案を行いやすくなります。ここでは、データセンター設備工事と同時に遠隔モニタリングを提案する場合の活用イメージを整理します。

活用内容 具体的な意味
引き渡し時に、遠隔モニタリングも提案する 施工とあわせて、運用面の安心まで含めた提案がしやすくなる
温度・漏水の継続的な状態把握を実現する ラック周辺や床下などの状態変化を継続的に把握しやすくなる
障害が発生する前に、兆候を把握しやすくする 温度上昇や漏水の変化を早めに捉え、深刻化する前の対応につなげやすくなる
保守や追加提案につなげやすくする 施工後も施主との接点を持ちやすくなり、継続提案のきっかけをつくりやすくなる

このように、遠隔モニタリングを組み合わせることで、施工会社は工事の完了だけでなく、引き渡し後の運用まで見据えた提案を行いやすくなります。

施主にとっての安心感を高めながら、施工会社にとっても保守や追加提案につながる活用イメージを描きやすくなる点が特長です。

導入効果

遠隔モニタリングを組み合わせることで、施工会社・施主の双方にとってさまざまな効果が期待できます。特に、施工後の対応負担を抑えながら、運用面まで見据えた提案を行いやすくなる点は大きなメリットです。

(導入効果まとめ)

効果 具体的なメリット
温度上昇や漏水の兆候を早めに把握できる トラブルの未然防止につながる
状態変化を客観的に確認できる 原因の切り分けや説明対応を進めやすくなる
現地確認の要否判断がしやすくなる 保守対応の効率化につながる
引き渡し後の運用まで見据えた提案ができる 施主への提案力向上につながる
運用支援まで含めた提案ができる 他社との差別化につながる
保守や追加提案のきっかけを持てる 施工後も関係性を継続しやすくなる

トラブルの未然防止

温度上昇や漏水の兆候を継続的に把握しやすくなることで、異常が深刻化する前の確認や対応につなげやすくなります。

保守対応の効率化

状態変化を客観的に確認しやすくなることで、現地確認の要否判断や原因の切り分け、状況説明を進めやすくなります。

施主への提案力向上

施工だけでなく、引き渡し後の安定運用まで見据えた提案ができるようになり、他社との差別化にもつながります。

施工後も関係性を継続しやすい

遠隔モニタリングを起点に、保守対応や追加提案の機会を持ちやすくなり、施工後も施主との接点を維持しやすくなります。

まとめ|施工後の提案価値を高める遠隔モニタリングという選択肢

データセンター施工では、完成時の品質だけでなく、引き渡し後の安定運用まで見据えた提案が重要になります。特に、温度上昇や漏水は設備停止や障害につながるおそれがあり、異常が起きてから対応するだけでは、施主・施工会社の双方に負担がかかりやすくなります。

そのため、施工段階から温度・漏水の状態を継続的に把握しやすい仕組みをあわせて提案することが重要です。ワイヤレスセンサーと遠隔管理を組み合わせたMONNITを活用することで、異常の兆候を早めに把握しやすくなり、初動判断や説明対応、保守対応の効率化にもつなげやすくなります。

遠隔モニタリングは、施工会社の提案価値を高める選択肢

遠隔モニタリングの提案は、施主側の安心につながるだけでなく、施工会社にとっても提案の幅を広げる要素になります。工事だけで終わらない提案を行いたい施工会社にとって、有効な差別化手段の一つといえます。

  • 工事の完了だけでなく、引き渡し後の運用まで見据えた提案ができる
  • 設備の施工に加えて、“見える化”まで含めた提案として差別化しやすい
  • 施主に対して、安定運用を意識した付加価値を示しやすくなる
  • 保守や追加提案の入口をつくりやすくなる
  • 施工後も継続的な接点を持ちやすくなり、関係構築につなげやすい


施工後の提案価値を高めたい施工会社様はご相談ください

データセンター施工における温度・漏水管理の高度化や、施工後の運用まで見据えた提案をご検討中の場合は、MONNITの活用をご相談ください。施工会社様向けの提案イメージや構成例を含めて、ご案内いたします。

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